初めて『皮革』を素材にし、バッグを仕立て上げてから40年の間、
立ち止まることが出来なかった。
今、その理由は、と問う<
さて 筋道を踏まえてきたのか
そして 確かな根拠があったのか
年齢を重ね、限りある時を認識せざるを得ない今
振り返ると ただ 終止符の無い 作業の連鎖であった
それが
苦痛なのか 至福なのか知らぬままに
また、一歩進もうと
あらたに決意する
変わらぬ鼓動を手をあてて この心拍数に
わずかでも 共感して
いただけるので あれば
それが熱意の根拠になり
遥かな 道筋の到着点の座標として目指そう。